「土壌を入れた容器は、ちょっと・・・」というご意見について


「本当は検体を返却してもらいたいんだけど、土壌なども一緒に調べている容器に入った検体を返してもらうのは、ちょっと・・・」という声を耳にしました。それについてお答えします。

●Qベクではマリネリ容器(検体を入れる容器)を5つ持っています。それぞれ食品用と土壌用と区別して使用しています。
●すべての検体は、ビニール袋(もったいないですが、検体ごとに使い捨てしています)に詰めた状態でマリネリ容器に入れて測定しています。なので、検体が直接マリネリ容器に触れることはありません。
●ただし、マリネリ容器にぎゅうぎゅうに詰めるために、検体を裁断・粉砕などする作業を行います。

以上の点をご検討のうえ、返却希望か廃棄希望かご連絡ください。

北九州市の土壌・水・空気の放射能を定点観測していきます。(10月1日更新)


【北九州市の土壌・水・空気の放射能を定点観測していきます。】

 いつもお世話になっております。6月15日の測定開始後、地道にこつこつとではありますが、食品や水、土壌などの放射能測定を続けております。これまでの3ヶ月半、200検体弱の測定をしてまいりました。

 さて、9月17日(月)からの北九州市における災害廃棄物(いわゆる「がれき」)の本焼却の開始に伴い、私たちのもとにも放射能を心配する市民の皆さまからの声が届いてきております。北九州市民に限らず、福岡市民や、また山口県内からも届いております。

 そこで私たちQベクでは、主に北九州市内を中心に、土壌や水、空気などの放射能を定点観測していくことを決めました。本焼却が続くとされる平成26年までを予定。その間、月1回の頻度で定期的かつ継続的にサンプルを採取していただける協力者を募集しております。通常は測定料金をいただいて測定するのですが、この協力者に限り、送料のみの負担で、測定料金はいただかずに測定してまいります。具体的な協力方法は、申し出ていただいた方と個別に相談させていただく予定です。

 なお、今回の定点観測は、Qベクの顧問をしていただいている藤田祐幸さん(元慶応大助教授)や豊島耕一さん(佐賀大教授)などのアドバイスもいただきながら、進めております。

 本件に関しまして、不明な点などございましたら、Qベク事務所(092-410-4516)までお問い合わせお願いいたします。

以下、参考資料です。

●豊島耕一さん(佐賀大教授)のブログ
 ・「大気中放射能濃度の測定は空間線量より1万倍も高感度」
  http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2012-09-22
 ・「市民による大気中放射能の監視」
  http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2012-09-13
 ・「市民による大気中放射能の監視(その2)」
  http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2012-09-17
 ・「市民による大気中放射能の監視(その3)」
  http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2012-09-19

●「九州ひまわりプロジェクト」のブログ
 ・ハイボリューム・エアサンプラーの製作・設置のご協力のお願い
  http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/09/httppegasus.html

●「SAVE JAPAN NETWORK」のホームページ
 ・「降下ばいじん法とは?」
  http://savejapan-net.jimdo.com/降下ばいじん法/
 ※上記ホームページでは濾紙を使ってますが、その後のやり取りの中で、濾紙を使わずに、蒸発を早めることで、より濃縮して測定したほうがいいのでは?という方向性で測定方法を調整中です。

● 土壌の採取方法について
 ・昨年「放射能防御プロジェクト」でされた土壌調査の方法を参考にします。具体的には、

  (1)庭や自宅敷地の土壌では2~3点、
   農地など広い土壌の場合は3~5点を採取。
  ※草があまり生えていない部分の採取が望ましい。
   草が生えていないところがない場合、草を抜いて土壌を採取する。
   採取した土に、草木、根などの植物、小石などが含まれないように取り除くこと。
  ※土が濡れていると分析に時間がかかる為、なるべく乾いた状態で採取する。
  ※採取場所の指定は特になし。但し、庭の隅と中央など、
   条件の異なる場所で採取したものを混ぜ合わせたほうが望ましい。
   土壌が狭い場所では1点でも構わない。
  (2)表面から深さ5㎝の円柱状で採取し、全てをよく混ぜ合わせる。
  ※同条件での比較をするために、深さ5㎝は厳守して下さい。
  (3)よく混ぜ合わせ採取した土1kg程度を、1つの検体とする。
   輸送時に破れ・破損がないよう袋なり、牛乳パックなどに詰めてください。

 としたいと思います。
 (Qベクの測定器の仕様に合わせて、「500g」→「1kg」と変更しています。)

 「深さ5㎝」というのを極力遵守していただきたいと思いますが、今回の目的はどちらかというと「時間変化」に関心があるため、「各地点」で同じ方法に統一するというより、それぞれ「各時点」で同じ方法に統一することの方が大事だと考えます。
 想像していただくとわかりやすいと思いますが、広く薄く採取したほうが高い値が出やすいと思います。狭く深く採取したら低めの値が出ます。毎回毎回、この採取方法が違うと、時間変化がわからなくなってしまいますので、ご注意ください。

●測定に必要な量について
 ・測定の基本は「1L」です。専用の容器があり、その容器にたくさん詰めれば詰めるほど、検出限界値は下がります。土壌や水は「1kgあたり何ベクレル」で結果を出すため、重量が大きければ大きいほど、精度が上がります(検出限界値が下がります)。
 ・本来、土壌は「1平方メートルあたり何ベクレル」で発表されることが多いと思いますが、そのためには上記で説明した土壌の採取方法を遵守することが重要です。これが遵守できれば、「1kgあたり」→「1平方メートルあたり」に換算できますが、それが未知数であるため、当面は「1kgあたり」で発表しようかと思っています。
 ・エアサンプラーについては、最終的に「1立方メートルあたり何ベクレル」で発表すべきだと思いますが、土壌の換算以上に検体ごとの個体差が大きいです。そのあたりのマニュアルをどうするか、まだ試行錯誤中です。申し訳ございませんが、そういった事情をご理解の上、ご協力していただけると助かります。

10月1日(月)~12日(金)は、測定料金「1,000円」キャンペーン!


10月1日(月)~12日(金)までの間、会員の方も非会員の方も、個人の方も団体・企業の方も関係なく、測定料金「1,000円」キャンペーンを実施します。この機会にぜひ測定してみませんか??

※ただし、10月8日(月・休)のみお休みいたします。
※通常お休みしている土曜と日曜、6日(土)と7日(日)は今回特別に営業します。
※5日(金)~7日(日)は事前にご連絡をいただければ、簡単な測定講習もいたします。この機会にQベクの測定ボランティアになりませんか?

測定料金1000円キャンペーン(10月1日~12日)オモテ
測定料金1000円キャンペーン(10月1日~12日)ウラ

藤田祐幸さん講演録「市民が測るということ、そこから見えてくるもの」


遅くなりましたが、6月30日のオープン記念イベントで講演していただきました藤田祐幸さんの講演録をアップします。豊島耕一さんの講演録はもうしばらくお待ちください。

「市民が測るということ、そこから見えてくるもの」藤田祐幸(最終版)